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A Life With Adult ADHD

2014年にADHD持ちであることを確信し、2017年に自身のサイコパス属性に気が付いた一人会社IT社長のブログ

快適に人生をやり過ごすために。【皆さまのADHDブログ

「インサイドヘッド」

映画

いい映画だった。

内容を3行でまとめる。(ネタバレにはならないと確信する)

女の子が引っ越しする。
新居と新しい学校に馴染めず落ち込む。
悲しみを乗り越えて、元気になる。

ストーリーは以上だが、その過程で思春期の女子の内面に生起するイメージを、ファンタジックに描写した佳作である。
女子を持つ父親ならば、胸に迫るシーンは多いはずだ。

ミラコスタかな? f:id:scotchandsoda:20150816200521j:plain

ストーリー展開、心の描写の細やかさ、登場人物のキャラ立ち度合、その他作品の完成度は、これまで見たどのディズニー映画より優れている気がする。何より、格闘シーンも爆発シーンもなく(近いのはある)、「絶対的な悪役」も出さないのに、ぐいぐい観客を引き込む。大したものである。

帰宅する人々。みな機嫌がよさそうに見える。夢の国が続いている。 f:id:scotchandsoda:20150816200525j:plain

このところ映画館で見るのは子供向け映画ばかりだ。とにかくディズニー映画の質が高い。アナ雪、ベイマックス、そしてインサイドヘッド。元男子としてはアナ雪はイマイチ評価高くないが、ベイマックスは超盛り上がったし、インサイドヘッドもかなり良かった。何より、後で子供と感想を述べ合えるのがよい。

個人的に大好きなのが夜の駐車場。 f:id:scotchandsoda:20150816200530j:plain

この年になると、どんなに良い映画を見ても「一晩で人生観が変わる」ようなこともないし「数日間ワクワクが続く」ということもない。宮崎駿が引退した今はディズニー映画を子供と見るのが大正義なのである。年を取ったということか。残念なようなありがたいような。

「夢の国」と「千葉の商業地の夜の駐車場」の対比が面白い。 f:id:scotchandsoda:20150816200539j:plain

若い頃はいわゆるミニシアター系の映画を見て、自分がバージョンアップしたような気分になって、映画館を出たものである。

昼日向に暗闇に入り、ちょっと小難しい、変わった題材の映画を見て、再び太陽の光を浴びる。入る前と出た後で自分が変わっている。いわば宗教的儀式である。イニシエーション(初期化)である。

車も人もいない駐車場を歩く。高密度の外灯と、ホテルの明りが頼もしいと思いながら、酔っ払って歩いている。 f:id:scotchandsoda:20150816200544j:plain

今は、映画ごときじゃ変わらない自分がいる。「映画を見る」という行為から「聖なる儀式」の意味が薄れてしまったのだろう。

などと考えつつ、子供と一緒に映画を見て、帰宅してから感想を述べ合いながら、これもまた違った種類の「聖なる儀式」なのかもしれないな、と思ったりもする。