A Life With Adult ADHD

2014年にADHD持ちであることを確信し、2017年に自身のサイコパス属性に気が付いた一人会社IT社長のブログ

快適に人生をやり過ごすために。【皆さまのADHDブログ

トールキン

ホビットの冒険を読み始めた。

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ホビットの冒険

ホビットの冒険

おお。面白い。さすがファンタジーの古典(クラシック)。

ホビット、ドワーク、エルフ、ゴブリン、オーク、トロル、ドラゴンといった世界観を確立し、RPG(ロール・プレイング・ゲームだ!)の源となり、果てはドラクエに繋がったという「指輪物語」の呼び水となったストーリーだ。

文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫)

文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫)

中学生の頃、頑張って読んだなあ。(遠い目)

レンバスだっけ。あと、謎の最強オジサンはトム・ボンバディル(ググらずに思い出したぞ)。ディテイルを覚えているということは、いい小説だということだ。

面白いなあ、と酒を飲みながら読んでいたら、ゴブリンの登場の辺りでぱたりと手が止まった。

あー。

ゴブリンね。邪悪な存在ね。

...

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結局、善悪の二元論なんだよな。

指輪物語も。

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指輪物語が流行したのは、米ソ冷戦の時代である。

ホビット・エルフ・ドワーフは資本主義の白人で、ガンダルフは定めしアメリカの大統領だ。

対するは「モルドール」。ソビエト連邦だな。

最強の「指輪」は核ミサイルの比喩だ。

あまりにも浅はかなアナロジーだろうか。

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ということは、ホビットの冒険に出て来るトロル、ゴブリンは、ナチスであり日本人だったのではなかろうか。

うーむ。浅はかな解釈かもしれぬが、時代背景的にはさもありなん。などと、すっかりシラケてしまたのである。

ゴブリンだってトロルだって、彼らなりの人生があり、苦労があるだろう。

やたらと相手を敵視するのは、単なる無理解と拒否反応である。ヘイトスピーチである。ゆえのない差別である。

ちょっと想像力をめぐらしただけで「ファンタジーの傑作」が「読むに堪えない浅はかな作品」となってしまう。

年を取ると、見方も変わるのである。

われわれは、善と悪という二元論では、もはや説明できない世界に生きている。

アメリカ、中国、基地、消費税、年金、官僚、政治家、資本主義、格差、無関心、ブサヨネトウヨ

何が悪いと断言するのは難しい。

しかし、自分の周り半畳のエリアで考えると、意外と答えははっきりしている。

憎しみは、良くない。根拠のない悪口は、よくない。子供の貧困は良くない。

皮膚感覚と、行動感覚が大事だと思うのだ。

悪者と決めつけるのは、よくないのだ。

そういう世界観を得てしまうと、「指輪物語」からも「ホビットの冒険」からも、微妙な違和感を覚えてしまう。

ハリポタなんかも、もう少し抽象化されて洗練されているが、結局は二元論である。

二元論は、人口に膾炙する。

憎しみの矛先が明確になれば、ストレスが減るからだ。

しかし、憎しみの対象を求めることも、憎しみの対象に執着することも、人の眼をくらませるのである。

小泉しかり安倍しかり、権力者は「憎しみ」を利用しようと腐心するものである。

気を付けなければならない、と「ホビットの冒険」を読みながら思ってしまったのだ。

あー。年は取りたくないね。