A Life With Adult ADHD

2014年にADHD持ちであることを確信し、2017年に自身のサイコパス属性に気が付いた一人会社IT社長のブログ

快適に人生をやり過ごすために。【皆さまのADHDブログ

「バカの壁」とネットの面倒くささ

数日前、はてブ経由で「御嶽山への自衛隊出動に関するミリオタと江川紹子氏とのやりとり」Togetterまとめを見た。

通勤中にぼけーっと眺めた結果「あー。何か江川さんが叩かれているな。議論がかみ合ってないな」という印象を受けて、そのまま忘れていたら、たまたま本日以下のページを読んだ。

御嶽山噴火・江川vsJSF論争について

うーむ。こう展開するか。

不特定多数の人間が(半)匿名で議論したりあれこれ意見を言ってると、こういうムダなことが起こるんだよなあ、と嘆息したのだった。

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江川紹子氏周辺のクラスタ層(ジャーナリスト・時事/政治/国際関係の評論家)が集合した場に、たまたま「装甲車両」君が参加していたとしよう。

江川氏の「自衛隊が出動しているのは何故でしょうか?」

という問いに対して「装甲車両」君が、

「装甲車両を持ってるからじゃないですかね?」

などと答えたとする。

「いや、そういうことじゃなくて」「安倍が裏でどう糸を引いているか、防衛官僚の思惑、アメリカ、中国といった政治的な背景、あるいは隠された利権などを議論したいわけであってね」「ヘリとか装甲車両とかそういう問題じゃないんだよ」と皆から苦笑混じりにたしなめられ、「装甲車両」君は直ちに顔を赤らめて黙り、その場を去っていくことだろう。

ついでに言えば、

「松本連隊はかつて「山岳レンジャー」とも呼ばれたほどの山岳地訓練を受けた部隊ですよ」

と返したらどうなるか。

「うーん、それも違うんだよね」「そりゃ、自衛隊の中にはそんなスキルを持った部隊もあるだろうさ。そうじゃなくて、自衛隊を派遣した目的を議論したいんであってね」「有用だから。みたいな説明は求めてないんだよね」などと言われ、「山岳レンジャー」さんも顔を赤らめて去っていくことになるだろう。

前提が違う。属するクラスタが違う。見ているものが違う。結局かみ合っていないのだ。

「山岳レンジャー」と返すのが正しいあり方

などとドヤ顔で断定する(しかも勝敗まで論じてる)のを読んで、いやいや。参ったね。と苦笑するしかないのである。

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養老孟司氏が既に何度も書いている。

バカの壁」である。「『話せば分かる』なんて大間違い!」である。

「装甲車両」氏、「山岳レンジャー」氏、そして江川紹子氏の間には、峻嶮なる「バカの壁」が、立ちはだかっているのである。

現実生身の世界では、上記の3氏は絶対にお互い近づくことはないだろう。

仮に近づくことがあったら、まずは想像力の持てる最大限の留保なり敬意なりを以て接するだろうし、どちらかが「ヤバい」と思えば、さっさと逃げ出すだろう。

Twitterなどでやり取りしていると「現実生身では当たり前」の感覚が、易々と麻痺するようなのである。

あー。

もちろん、匿名でもちゃんと距離感を持てる人もいるから、一概にTwitterを否定することはないのだが、こういう面倒くさい議論を見るのは本当に疲れるから、面倒くさいのう。と思うのだ。(と書くと「嫌なら見るな」などいう言われそうだが、それもまた「バカの壁」のあちらの声である。知ってたら見なかったよ)

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ネットでは顕著な「バカの壁」だが、現実でももちろんそこらじゅうに存在している。

たくさんの「バカの壁」があり、時々その「壁」に押しつぶされそうになるのが人生である。(アスペの壁の高いことといったら!!)

「君子危うきに近寄らず」という。

ただでさえトラブルの多い人生なんだから、しょうもない議論にエネルギーを掛けることは、出来るだけ避けようと思う。

ADHDを持ってるだけで、もうお腹いっぱいなんだから。