A Life With Adult ADHD

2014年にADHD持ちであることを確信し、2017年に自身のサイコパス属性に気が付いた一人会社IT社長のブログ

快適に人生をやり過ごすために。【皆さまのADHDブログ

読書「グーグーだって猫である」

f:id:scotchandsoda:20131228163208j:plain グーグーだって猫である

学生時代友人に勧められて「綿の国星」を読み、非常に感銘を受けた。

友人からは他に竹宮恵子とか川原泉とか、少女マンガの名作をいくつか教えてもらったものである。

ちなみにその友人は髭の濃い男である。

そういえば、少女マンガ愛好家はちらほらいたなと思う。セーラームーンとか。

思い起こせば、わたしがティーンエイジャーだったころ、少年漫画には暴力描写を売りにした作品が多かった。それにうんざりして少女マンガに走った男も多かったのではないか。

わたしも、妹が購入したりぼんを借りて「有閑倶楽部」とか「ときめきトゥナイト」とか「お父さんは心配性」とか「あいつら100%伝説」とかわりと楽しく読んだ記憶がある。(この辺のタイトルはグーグル検索なしですらすら出てくる)

今、子供たちが買ってくるりぼんを読んでも、ちっとも面白くない。つまらない恋愛ものばかりな気がする。昔のりぼんの方が面白かったよな、と思う自分が年を取ったのか。それともりぼんの方針が変わったのか。描く人が変わったのか。時代が変わったのか。

「つばめのすぅ」が一時期面白かったが、あっというまにパワーダウンして終了してしまった。コミック業界というのは、実にキビシイのだろうなと思う。

閑話休題。

大島弓子である。

学生時代、「綿の国星」にハマっていくつか読んだ。

初期の「ドスコイ・ザ・少女マンガ」はすぐに挫折。

中期以降は面白いと思った。純文学的な(この表現ももはや死語だろうか)味わいがある。不安や狂気を作品にまで昇華させているのだ。少女マンガでこれをやるとは。凄い人だなと思えた。

後期の猫関係のエッセイ・マンガも、芸術性(?)はやや落ちるかもしれないが、ボケーッと読むには悪くない。

大島弓子全集は今も本棚にあって、上の子が時折読んでいるようだ。

閑話休題。

グーグーだって猫である」、である。

図書館で見掛けてお。大島弓子の新作だ。と思って借りて読んだ。

面白い、と思った。

上の子も下の子も妻も読んでいる。

何度か読み返した挙句、6巻セットで買ってしまった。

購入してからも、自分でも呆れるほど読み返している。ナニゲに手に取って読む。酒を飲みながら読む。料理をしながら読む。

これほど短期間で、幾度も読み返した本は珍しい。

何が面白いのか。

やはり猫の描写が大変かわいい。

それから、何といっても、・・・あまり良い言葉ではないのだが・・・「大島弓子さんが猫でオカシクなってしまった」ところが面白い。

ガンを患って手術を終えた後、何かに吹っ切れたように、もう遮二無二子猫野良猫を助けに走る。猫の気持ちに入り込んで猫を描写する。その姿に狂気や慈悲や温かさや悲しみを感じることができる。もはや大島さんは猫の世界の住人となってしまったようなのだ。

読むと猫が買いたくなってしまうのが玉に瑕だが(?)この本は面白い。やはりこの人は天才だと思うのである。