A Life With Adult ADHD

2014年にADHD持ちであることを確信し、2017年に自身のサイコパス属性に気が付いた一人会社IT社長のブログ

快適に人生をやり過ごすために。【皆さまのADHDブログ

バッグ雑感

最近、ビジネスバッグのカジュアル化が進んでいるように思う。

トートバッグなんか今や当たり前だし、機能的な3wayビジネスバッグはもちろん、デイパックをしょっているサラリーマンすらしばしば見かける。いいことだと思う。

ノートPCや重い資料を片手で運ぶのはツラいものである。重いバッグを持って電車に揺られていると、明らかに体に負担が掛かる。背骨に悪い気がする。ドレスコードがある会社も世の中にあるが、バッグコードなどという言葉は聞いたことがない。体に負担が掛からなくて、カッコいいバッグを使えばいいのである。

というわけで、結構個性的なバッグを通勤に使っている。

以前はもう少し実用的なビジネス3wayバッグを使っていたのだが、ちょっとデザインが地味過ぎた。品質も機能も申し分ない。丈夫で、痒いところに手が届くような作りである。しかし、いまいち盛り上がらない。毎日使うバッグだから、遊び心がが欲しかったのだ。

以前のバッグと比較すると、今のバッグの方が一回り大きくて重い。ツール(ポケットやらペンを差すところやら仕切りやら)も少ない。すなわち、技術点は完敗である。しかし、芸術点の方で圧倒しているのだ。

しょっていて、楽しい。このまま旅行に行きたくなる(行かないけど)。そんなバッグを持って家を出ると、通勤の苦しみも少しだけ減る気がするのである。

これまで、3回、わたしと色違いのバッグを使っている人を見掛けた。皆学生風、フリーランス風の人ばかりだ。サラリーマンはいない。

2回目までは「遠巻きに発見した」感じだったが、今日は「同じバッグの人」と同じ車両の、同じドア付近に乗り合わせた。

小池徹平の背を高くしたようなイケメンである。年は20台前後であろう。職業or読者モデルではないかと思う。服装はあまり記憶に残っていない。黒っぽいコートとパンツを品よく着こなしていた印象である。アナログの中判カメラをぶら下げていた。すなわち、かなりシャレオツな雰囲気だ。嬉しくなって、よほど話しかけようかと思ったが、満員電車だからちょっと遠慮した。

たかがバッグだ。「同じバッグですね」と言ったところで、何が始まるわけでもない。と、SonyのReaderで太宰治の斜陽を読んでいると、その青年がちらちら当方のバッグに目をやる様子に気が付いた。

終点に着いて電車のドアが開いた時、「同じだね」と声を掛けてみると、「同じですね」という答えが、100%の笑顔で返ってきた。

思わずこっちもニッコリである。

その後、お互い別の方向に歩いて行った。何がどうなったわけでもない。

何となく心が温まった気がするのが不思議である。

袖振り合うも多生の縁と言う。どんな些細な出会いであっても、大切にするのがいいんじゃないか。そんなことを思ったりもするのである。