A Life With Adult ADHD

2014年にADHD持ちであることを確信し、2017年に自身のサイコパス属性に気が付いた一人会社IT社長のブログ

快適に人生をやり過ごすために。【皆さまのADHDブログ

何をコントロールできるか

自由意志などというが、そんなものがあるかどうか怪しいものだ。

歩こうと思って歩くわけではない。

息をしようと思って呼吸しているわけではない。

だのに「自由意志を持って活動している」という感覚は根強い。

「会社に行かなければと思ったから電車に乗っている」ように感じるからだろう。

「仕事しなきゃと思ったから仕事をしている」ように感じるからだろう。

「今日は蕎麦を食べよう」という意志に、リアリティを感じるからだろう。

実際には、仕事しようと思って仕事をしていることは少ない。

単なる惰性なのである。体が勝手に電車に乗って、勝手に執務室に来たら、何となく手が動いて仕事を始めているのである。

「今日やることなんだっけ?」と手帳やTODOリストを見て、体が勝手に仕事をしているのだ。

自由意志は幻想に過ぎない。

あるのは惰性と衝動(主に「不安」だと思っている)なのである。

極論を言っているわけではない。脳科学関係の本で「時系列で見れば意志は全て行動の後に発生している」という実験結果が出た旨を読んだ記憶がある。昔からそう感じていた人はちらほらいたようで、ニーチェも大体それに近いことを書いている(「意志など幻想に過ぎない」とか「力への意志」というやつだ)。

空き時間に2chまとめサイトに没頭している人(オレのことだ)を見れば分かる。

定時を過ぎても粛々と仕事をしている人を見れば分かる。

鬱になるまで働いてしまう人を見れば分かる。

単なる惰性なのである。自由意志など存在しない。

起業した時を思い出してみても、意志の力などほとんど感じなかった。

このままでは拙い。何とかしなければ、という漠然とした、しかし強烈な焦り。
(当時はかなりブラックな環境に居た)

学生時代から起業したいと思っていたという記憶。

その二つに後押しされて、細いコネを頼り、乳飲み子を抱えながら、何とか起業した。

意志など、何の役にも立たない。

意志の力など、幻想に過ぎないのだ。

「嫌なら辞めろ」とか「起業しろ」とか軽々しく言う人がいるが、そんな人は人間的な洞察力をまるで持ち合わせていないと考えてよいのである。