A Life With Adult ADHD

2014年にADHD持ちであることを確信し、2017年に自身のサイコパス属性に気が付いた一人会社IT社長のブログ

快適に人生をやり過ごすために。【皆さまのADHDブログ

帰省三日目 ~ さらば民宿泊

散歩から帰ってから、子供たちを連れて海に遊びに行く。

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近くでちょうど地引網をやっていたので見学に行ってみた。

地引網は、長い。

子供たちがヨイショヨイショと引き上げていた。

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獲物はやはり小物ばかりだ。「タコだタコだ!」という声が聞こえて覗き込んでみると、確かに大きめのタコが見えたが、すぐに横から腕が出て、誰かが持ち去ってしまった。

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網を仕掛けた漁師の方々が

「勝手に取るな。危ない魚もいる。このオニオコゼを貴殿の臀部の穴に入れて差し上げようか」

という旨の言葉を、海の男らしい激烈な言葉で伝えていたにもかかわらず、めぼしい魚をどんどん袋に仕舞っていく地元の大人たちと、それを遠巻きに眺める子供たち。あまり心温まる状況とは言えない。

しかしまあ、東京からやってきた我々にしてみれば「地引網ワクワク」なわけだが、ジモティーに取ってみれば単なる「今晩の夕食ゲットだぜ」なのだろうから、仕方がないといえば、仕方のないことである。

それでも網には「夕食ゲットだぜ大人」が見向きもしない小魚やらヒトデが残されていた。子供と一緒に探してみると、フグの子供がいた。何とか網から出してみると、まだ息をしていたので、子供に触らせてやった後で「ほら、まだ生きてるから海に帰してあげようね」と言ったら、子供は例によって「ヤダ。家で飼いたい」などと理不尽なことを言い出して「いや、海水魚飼うのはムリやで」とたしなめたりしていた短い時間のうちに、小さなフグは子供の手の上で動かなくなってしまった。

「ほら。早く逃がさないから。死んじゃったかもよ」と言われた子供がようやくフグを海に放したのだけど、やはり死んでしまったらしく、白い腹を向けて浮かんでいたのだが、そこにウミネコがダイブして、フグを食べてしまった。

他にも妻がヒトデを見つけたが、かなり弱っている様子で、手のひらの上で息を引き取った。

ウミネコは網の周りでダイブを繰り返している。

地引網に引っ掛かった稚魚やらヒトデは大量に死んだ。めぼしい魚は「ゲットだぜ大人」がかっさらっていった。我が子は「魚がかわいい」と執着した故に、一匹のフグを殺した。ウミネコは盛んに地引網に引っ掛かった稚魚をついばんでいる。

人間とは、業の深い生き物なんだなあ。という身も蓋もない感想を抱いた。魚を食べる時は、感謝しなきゃいけないと心したと同時に、世の中キレイごとばかりじゃない、とも思ったのである。誰もが何かを傷つけて、生きているのだ。だから、自覚して、受け入れて、許すことが大事なのだ。

諸行無常。などと思いながら、子供たちが海で遊ぶのを眺める。

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そしてかき氷を与える。

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汗をかいた後のラーメンは美味い。

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実家への帰りは、敢えて電車に乗ってみた。海岸沿いを走ることを、知っていたのだ。

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海を走る電車は、まるで千と千尋の世界である。

実家に到着してみると、双子はお昼寝中であった。

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赤ちゃんが二人、おとなしく眠っている。これほど幸福な時間はない。そして、この幸福な時間は、とても短い。これもまた、諸行無常である。

いざ、夕食。

常きげんの山廃純米。腰の入った美味い日本酒だ。この手のお酒がスタンダードに感じられるようになると、「辛口」「淡麗」「スッキリ」な酒が実にどうでも良くなる。

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この日の夕食は、われわれ一家も双子ちゃんをなだめるのに協力を惜しまず(写真は我が子ら)、妹夫妻とジジババと我々で、心穏やかに夕食を頂くことが出来たのである。