A Life With Adult ADHD

2014年にADHD持ちであることを確信し、2017年に自身のサイコパス属性に気が付いた一人会社IT社長のブログ

快適に人生をやり過ごすために。【皆さまのADHDブログ

再読「年金詐欺」

何となく「ちゃんと理解してない。腑に落ちない。特に後半。」とモヤモヤしていたので再読しました。

f:id:scotchandsoda:20130706165657j:plain 年金詐欺 AIJ事件から始まった資産消失の「真犯人」

なぜ腑に落ちなかったか。

  • 厚生年金と厚生年金基金をキッチリ区別して読んでなかった。何となく読んでしまっていた。
  • 厚生年金基金だったら、結局オレは関係ないんじゃね?」と漠然と考えてしまい、著者の問題意識が分からなかった。
  • 文章に勢いがあり過ぎて、いまいち全体像が見えなかった。

上記に気を付けて再読。

まずは前提として、厚生年金基金とは何か。

公的年金(国民年金、厚生年金)とは別に、企業独自で積み立てる企業年金

でも、公的な年金も合わせて運用していて、これは「代行分」と呼ばれている。

(オカシイでしょ?官民キメラな存在。)

厚生年金基金の意義としては「大企業なんかが順調に積立を増やす中、中小企業と年金格差が生じている。これを是正できる仕組みが必要だ」という理解でよさそう。高度成長期の入り口、1967年に厚生年金基金連合会が設立された(Wikipedia)ということから、この時代に本格的に厚生年金基金という仕組みでの年金の運用が始まった?

話はエイヤと飛んで、バブル崩壊。

政府筋はこう考えた。「景気を良くしたい。株価を押し上げたい。だから年金基金を市場に出させよう」→ 厚生年金基金公的年金の性格も持っているため、投資に対する規制が厳しかったがこれを緩和。株式投資しやすくなった。

しかし、株式投資運用はプロでも難しい仕事。厚生年金基金の理事は社保庁からの天下りが多く、年金関連業務には詳しくても、投資運用については素人。

失敗したり騙されたり。(金融庁厚生労働省との間で責任のなすりつけ合いがあったり)

もう年金基金アカン。解体や!と民主政権に言わせた厚労省官僚。<今ここ。

これでおしまい。だったらね。こう言えるんですよ。「401Kと小規模企業共済やってるオレには関係ないじゃん」って。

ところが続きがある。

本丸の公的年金は大丈夫なの?って。

このままだと、取り崩しが始まっちゃって、少子化だから支える世代もいなくて自転車操業すらできないで破たんだよ?

これから受給金額の引き下げ、受給年齢の引き上げ、消費税アップ等々、年金の源泉確保に躍起になることは間違いありませんが(公務員の年金だけ安全とかなしだよね?)それにしても厚生年金基金の失敗って、誰がどう責任取ったの?どう反省したの?これからどうするの?ここが例によって説明責任を果たさない官僚機構の闇の中。先が見えない。ヤバいんじゃないの?という漠然とした不安を投げかけて、終了しているという、深い本なのです。

今後、年金行政からは目が離せない模様。