A Life With Adult ADHD

2014年にADHD持ちであることを確信し、2017年に自身のサイコパス属性に気が付いた一人会社IT社長のブログ

快適に人生をやり過ごすために。【皆さまのADHDブログ

読書「学歴・競争・人生」

上の子に「何のために勉強してると思う?」と聞いてみたら、

「いい大学に入って、いい会社に入るため」と答えやがりました。

いや、君のお父さんは、起業してるわけだが。
確かに細々ではあるが、時給換算すると悪くないぞ?
そういう生き方では、イカンのか?

などと一瞬思ったのですが、考えてみれば小学6年生レベルだとそこまで分からないよなと。

多分、友だちと「なんでウチら勉強してるのかな」などと話しているうちに「いい大学に入って、いい会社に就職するためでしょ」というコンセンサスが形成されているのだろうな。と思います。

そのコンセンサスがどこから出てくるかというと、もちろん友だちのお父さん、お母さんでしょうな。

「勉強しなさい!」
「何で勉強するの?」
「勉強したらいい大学に入れるわよ!」
「いい大学に入ったらどうなるの?」
「いい会社に入れるわよ!お金が一杯稼げるわよ!」
「ふーん。そうかー。だったら勉強するかー」

なんてね。

一人会社やってるせいでしょうか。わたしにはそういう感覚はあまりありません。

就職できなかったら起業してみろと。かき氷でも売ってこいと。最悪、オレの仕事手伝えと。

ということで、わたしとしては子供にこう伝えていたつもりでした。

勉強とは基礎訓練である。人生に必要な論理的思考や記憶力を身に付け、さらに上のステップの学問を並ぶために必要な教養を学ぶことである。

ま、んなもん小学生に通じるわけもなく。

そんなにガリガリ勉強しなくていいけど、それなりに勉強しろと。中堅以上の大学(できれば国立)に入ってくれれば御の字。そんな風に言っております。

というのは、わたしにとって、大学での生活が、今を生きる糧になっているからです。

といっても、有益なことしてたわけではなく、刹那的にチャラチャラ楽しく過ごしたわけでもなく、もう徹底的にモラトリアムだったというか、グツグツ孤独に考えて、悩んでいたというか。そんな大学生ライフ。

徹底的にグダグダやって吹っ切れたのです。ええい。働いたれ!と。いっそ、いつか起業したれ!と。

そういう意味で、子供に大学生ライフを送ってもらうことは正しいんじゃないかと考えています。

一方で妻。

やりたいことが若いうちにはっきりするんだったら、4大行かなくても専門とか、ひょっとしたら高卒で働いちゃっていいんじゃない?などと言いますね。

「いやいや、それはそれで筋は通っているけれど、今の世の中、少なくとも中堅の4大出てないとつらくないか?」

「そう?」

みたいなことを話しております。

正直なところ。

今までいろんな人と仕事してきましたが「やはり有名大学出ている人は優秀だよな」という印象は残ってます(逆は必ずしも真ならず。もちろん)。だから、有名企業が新卒採用する時、とりあえず学歴で足切りするのは理解できます。

従って、子供の将来の選択肢を狭めないために、それなりの4大に行かせようとするのは、確かに合理的。

ウチは、勉強はそれなりでいい。友達と遊ぶとか、自分の楽しいことを探すとか、そういう方面も頑張れ。という方針を取っておりますが、現代社会からすると合理的な選択とは言えないのかも。と思いつつ、しかし、大人になってしたたかに生きるためには「東大京大を頂点とする学歴社会」という社会観を押し付け、五教科ばかり勉強させるのはリスクがあるんじゃないかと、それはそれで確信しつつ。

長くなりましたが、本題。

これからの子供の人生「学歴」という厄介なものに、どう関わるよう、方向づけるか。考える参考になれば、と読んでみました。

f:id:scotchandsoda:20130626192310j:plain 学歴・競争・人生: 10代のいま知っておくべきこと (どう考える?ニッポンの教育問題シリーズ)

前半を二行でまとめます。

受験競争は必然。
高学歴&裕福な親の家庭の子が高学歴になる傾向あり。

まあ、納得。

後半を一行で。(前半と後半で著者が違います)

「高卒だっていい」そういう価値観を広げるべき。

補足すると

「みんな大卒、一流企業へ」そんな価値観が社会の閉塞感を生み出しているのではないか。その流れから脱落したらフリーター。そこから這い上がることは難しい。それでは若者に厳しすぎる。
だから、皆が皆大学に行くのではなくて、高卒でちゃんと働いて食って行く。そういう労働市場とか、価値観を作るべきなんじゃないか。

うーん。これはちょっとすんなり飲み込めないな。そんな簡単に価値観って変わるもんじゃないし。今の日本の閉塞感は、学歴社会が原因じゃないでしょ。むしろ世代間格差じゃないの?

とかとか。

総合すると、まあまあ考える時間の節約になり、そこそこ刺戟を受けることができた本でした。

ま、また自分なりに考えてみよう。

そういう意味では。

f:id:scotchandsoda:20130614175745j:plainワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

やはりこちらの本ですね。

子供が大きくなるにつれて社会はどうなるのか。そのために、どういう方向づけを子供にしていったらいいのか。

今後ドラスティックに社会が変わっていくであろう中、学歴をどう捉えるかという課題は(恐らくは小さな)一要素にしか過ぎないんじゃないかと。

全体的に考えるべき課題だと思ったりもします。